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小沢が街頭演説で菅を圧倒ナゼ?

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 5日午後3時、民主党代表選の街頭演説が大阪市内であった。菅直人と小沢一郎がそれぞれ政策を直接道行く人々に語りかけたが、人気は小沢が圧勝だった。そのワケは......

 猛暑の大阪。街頭演説の場所となった梅田のヨドバシカメラ前には開始の1時間も前から大勢の聴衆が待っている。時間を追うごとにその数は増え、開始直前には路上は立錐の余地もなかった。

 午後3時。菅代表と小沢前幹事長がそろって街頭演説車の壇上に登場した。聴衆からは「小沢」「小沢〝総理〟」などコールが巻き起こった。一方の菅代表への呼びかけはなし。開始早々から明暗くっきりだ。

 まずは菅からスタート。自身が厚生大臣時代に解決に尽力したミドリ十字の薬害肝炎問題を話に持ち出して役人の既得権益を批判するが、いかせん内容が古く、聴衆はポカン。「今どうするかの具体案を言え」と声が飛んだ。演説が終わっても拍手はまばら。「ほんとに現役の首相なの?」と疑うほどの不人気だ。

 次は小沢。菅の演説中は直立不動で微動だしなかったが小沢だが、いざマイクを握ると再び「小沢」コールを浴びて笑顔。小沢の演説趣旨は終始一貫「昨年の衆院選で勝利した時のマニフェストを守る。国民を裏切らない」というもの。予算も「各省庁一律10パーセントの削減はおかしい。重点的に伸ばす部分と削る部分をちゃんとやるべき」「まずは徹底的なムダを省いて財源をつくる」など官僚主導を打破する内容だった。

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 小沢の演説が終わった後もまた「小沢」コールが起き、小沢が帰りの車に乗り込むまでコールがやまない熱烈ぶり。逆に「菅」コールはこれまた一切なし。取材していたマスコミには〝小沢嫌い〟が先入観にあるのか、聴衆の小沢人気に戸惑い気味の様子だった。

 なぜこうも小沢人気だったのか。ここまで熱心に応援するのは創価学会の公明党候補者の街頭演説に匹敵する。

 実は「小沢」コールをしていたのも小沢支援の集団のようで、当日は組織動員していた。たとえば親小沢の書き込みをしているネット掲示板の仲間がわざわざやって来て、演説場所の中心に陣取って声を張り上げていたようだ。

「東京での立会演説でも小沢コールの大合唱だった。菅には『キャスターの●●はどうした』などスキャンダルなヤジも飛んでいた。一説には小沢の秘書たちが相当数のシンパを街頭演説に動員したという話です。大阪でも同じようなヤジが飛んでいたし、コールも同じ、ということは大阪も動員がかけられたのではないでしょうか」

 いずれにせよ、菅陣営にはそんな芸当もできなかったのだから、小沢の方が1枚も2枚も上手であることは確か。投開票まであと10日あるが、序盤は小沢に分がありだ。
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