9日午後6時半、大阪北区の淀屋橋に人だかりができている。川が流れる橋の下に何かいるようだ。よーく見てみると......あぁ!
淀屋橋は、日銀大阪支店や大阪市役所、スポーツメーカーのミズノ本店、住友銀行本店などが軒を連ねる大阪随一のビジネス街。金曜日の午後6時半ごろ、帰宅途中の会社員らが足早に歩いているが、淀屋橋の橋に大勢の人山のくろだかりができている。
(写真はiPhone3GSのiOS4のカメラで撮影・以下同)
橋の下に何かあるようで、「何があるんですか」「いやわかりませんわ」と見知らぬ人同士がさも知り合いみたいに会話をしているのが大阪らしいところ。
それにしても次から次へと人が集まってくる。
何があるのか川面をのぞいてみると、うん? 確かに何かいる。「ネコでしょうかね」「違うでしょう」と、のぞいている人たちが話す。ついにはマスコミまで現れ、取材を始める始末。そこかしこで見物人たちが携帯写真を撮りまくる。
何だろうか、この小動物は。アップにしてみても分らない。
最大限にアップするが、ナゾの小動物はピクリとも動かない。時間は7時を過ぎ、好奇心旺盛な大阪人も週末の帰宅時間もあってか、シビレを切らして、立ち去っていく。
さらに30分が過ぎ、川は潮が満ちてきて水位が増してきた。小動物がちんまり座っている場所も水が押し寄せてくる。
「ネコやったら早よ、助けんと」と誰かが心配そうに言う。ついに水が小動物の大半を隠すと、あ! 小動物がスイスイと泳ぎだした。
小動物は見る者たちの心配も知らず、さらに泳いで西の肥後橋に向かって優雅に泳いで消えていった。映像を獣医師に見せると「う~ん、小さくてよく分りませんね。カワウソかもしれませんね」とのこと。
まあ、カワウソでも泳ぎのうまいネコでもいい。世知辛い昨今でくたびれいてる勤め人たちは瞬間ほっこり笑顔にさせてくれたことは確かだから。
追記
本サイトの編集部員が勝手にこの小動物に名前をつけました。「淀屋橋にるから〝ヨドちゃん〟!」......どうでしょうか? 安易な気もしますが......
