政治資金と普天間移設問題でついに幕を下ろした鳩山首相。小沢一朗幹事長を道連れにしたのが〝最後の業績〟だったかもしれない。
さて鳩山はもう過去の人。民主党内では次の首相に向けて、すでに動き出している。4日、党首を決める代表選で果たして誰が選ばれるのか。
流動的な党内情勢を見極めようと情報収集している、民主のある中堅議員がこう話す。
「一本でスンナリ決まる本命候補はいません。小沢系の候補と反小沢系の候補のぶつかり合いとなる公算が大です」
辞めるとはいえ党内に影響力を残したい小沢は意中の候補を担ぐ。それは副総理の菅直人(63)だ。誰が首相になろうと、夏の参院選を控え、次の内閣は短命とならざる得ない。ならば副総理から〝代理首相〟に格上げして乗り切るのが常道だろう。菅なら小沢もコントロールしやすい。
しかし菅の繰り上げなら反小沢の議員たちも黙っちゃいない。
小沢派は石井一らを筆頭に結束する。ならば反小沢派は前原誠司国交相(47)枝野幸男元政調会長(45)ら「7奉行」が管の対抗馬を担ぎ出す。内閣府特命担当大臣の仙谷由人(64)になるはずだ。
菅(小沢支持)と仙谷(反小沢支持)の対決。行方は〝浮動票〟が握る。順当にいけば小沢派が有利だが、マスコミが小沢を徹底的にネガティブキャンペーンで叩くのは確実。それで世間のムードが「やっぱり小沢の息がかかっているヤツはダメだ」となれば、中堅から若手は反小沢に流れる。
「もし反小沢派が勝つと党は分裂状態になる参院選の結果いかんでは本当に党が割れて政界再編が起きる」(前述の中堅議員)
現状の予測は菅と仙谷の一騎打ち。しかし代表選は20人の推薦人を集めれば誰でも立候補できる。間に割って入る第3候補が現れるのだろうか。
