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ほんまの京都~リアル京都のアルキカタ 第16回

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 京都に住んで十数年の坂本みきが京都の今を伝えます。観光ガイド本では知ることのできない〝リアル京都〟の紹介です!


(ライター・坂本みき)

第16回 雨宝院の「御衣黄(ぎょいこう)」

 
 京都の桜の季節も終わり。
 
 今年もよりいっそう桜の花が咲き誇り、京都の街に彩りをそえました。
 
 ところで、桜といってもいろいろな種類がありますが、どんな桜を思い浮かびますか?
 
 白色や淡紅色のソメイヨシノや枝垂れ桜が一般的ですよね。
 
 優雅で清楚な花を咲かせるソメイヨシノ、風に揺れる優美な枝垂れ桜。
 
 日本人がこよなく愛する桜です。
 
 しかし、これらの桜ももちろん素敵ですが、私の心をぎゅっと掴んで離さない桜があります。
 
 それは「御衣黄(ぎょいこう)」と呼ばれる桜です。
 
 この桜の最大の特徴は......なんと花びらが緑色!
 
 初めて見る方には衝撃的かもしれませんね。
 
sakura10.JPG 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 一見、葉桜のようですが10~15枚ほどの花びらをもつ花を咲かせます。
 
「御衣黄」は里桜の一種で、貴族の衣服(御衣)の色に似ていることから名付けられたそうです。
 
 ソメイヨシノや枝垂れ桜が散り始める4月中旬に開花し、最盛期を過ぎると緑色からピンク色に変わり、やがて花ごとポトリと落ちます。
 
 この珍しい桜「御衣黄」は西陣にある雨宝院(うほういん)で愛でることが出来ます。
 
 雨宝院は開基は弘法大師とされ、高野山真言宗のお寺。
 
 西陣聖天として親しまれています。
 
 こぢんまりとした小さなお寺ですが、境内は四季折々の花が咲き、まさに"花の寺"といっても過言ではありません。
 
 今年の春も狭い境内を覆うように歓喜桜、観音桜、紅枝垂れ桜、そして御衣黄桜が咲き乱れました。
 
  桜は白色やピンク色だけじゃないのです!
 
 来年は京都で、珍しい品種を探すお花見散策はいかがでしょうか。
 
 なかなか見ることの出来ない桜に出会うのも楽しいものです。

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ライター
坂本 みき
京都在住。会社員生活のかたわら、地元紙などに京都について執筆。

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