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「本気で起業する人」塾 第5回

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 やりたいことがあり、自分の人生を切り拓いていく強い意志さえあれば誰もが起業できます。そのうえ人脈があれば鬼に金棒です。さあ勇気と知恵をもってベンチャーの世界に飛び込んでみましょう!

(経営コンサルタント・牧野晃)

 前回は、『ビジネスネットワーク翼』に参加される社長さんの創業時の事を少し紹介しました。
 
 Y社長は建設業界の価格設定の矛盾を問屋流通からインターネット流通に変えることで消費者から絶大な支持を得、大成功を収め現在も元気いっぱいです!この不況時にしかも建設業界でありながら毎月売上を伸ばし、最高益を出し続ける会社がこの大阪にあると信じれますか?

 今回登場する社長のNさんは大手農機具メーカーYで役員を務めていた人です。ある時、自分がこんな大企業の重役になれたのは漁師の方が船を買ってくれたお陰だが、その漁師の方々の現状はどうなっているのかと考えたとき、自分が入社した時は全国に120万人の漁師がいたのに、今はたったの20万人と6分の1に激減していることで、漁師の仕事に魅力が無く、生活が苦しいので後継者が育っていないことに気がつきました。このままでは日本の漁業が無くなってしまう!その時、自分を、育ててくれた漁師、日本の漁業に恩返しするビジネスを始めようと大企業を突然辞めSという会社を設立しました。

 起業するキッカケは様々ありますがこのN社長のように大企業の重役、しかも次は社長かと云われるような地位にいながら恩になった方々へお礼をする為に起業するなど、なかなか出来ません。

 僕はこのN社長の心意気に憧れ永年お付合いさせて頂き、色々なことを教えてもらっているが、このN社長の強みは大手企業の経験があるのでビジネスの進め方がスムーズで的を得ている。また若さやアイデアだけで起業し、その時の勢いだけで天下を取ったような態度でふんぞり返るその辺のベンチャー社長とは全く違う。今のような不況下もまったく関係なく元気そのものです。

 S社は鮮魚流通の矛盾を改善し、独自の鮮魚流通を提供するビジネスモデルです。今まで漁師が取ってきた魚はすべて市場に出すと思っている方が多いと思いますが実は違います。市場での最大顧客は外食産業であり大手スーパーなどです。彼らが求める魚は数が揃い、形が揃ったものだけを市場で買い付けるため、数が揃わない、形が揃わなければ市場に出荷できない仕組みになっています。
 
 つまり、いくら希少価値があって珍味であっても条件に揃わなければ市場に出荷できないということです。取った魚の半分は地産地消する必要が出てくるが、消費できず結局廃棄することになるので漁師の生活が一向によくならなかったわけです。
 
 そこでN社長はどうしたか。ここが起業の要です。おっと久しぶりのコラムなので原稿が足らなくなりました。N社長が考えたビジネスの〝答え〟は次回に明かしましょう。それまでみなさんもちょっと考えてください。

 では次回!
 
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