京都に住んで十数年の坂本みきが京都の今を伝えます。観光ガイド本では知ることのできない〝リアル京都〟の紹介です!
第8回 イノダコーヒ
「京都の朝はイノダコーヒの香りから」
京都にお住まいの方は、この言葉を一度は耳にしたことがあるはず。
イノダコーヒは創業1940年の老舗の喫茶店です。
観光客にも人気のお店ですが、やはり足繁く通う常連客が多数。
こちらは地域密着型の喫茶店なのです。
お店の外観はいかにも京都らしい町家風ですが、店内はどこか懐かしいレトロな雰囲気が漂っています。
喫茶店というよりは、むしろ大人達が集う老舗ホテルのティーサロンにいるような印象です。
この空間もさることながら、コーヒーの味もまた魅力的。
技術、経験、勘を極めた職人が生豆を焙煎して、イノダコーヒオリジナルの味を作り出しています。
イノダコーヒの看板メニューの「アラビアの真珠」(500円)は、モカコーヒーをベースにした香り、コク、酸味のバランスが絶妙のヨーロピアンタイプの深煎りコーヒー。
毎朝飲みたいと思わせる質の高い味わいで、長い間愛され続けているのがわかります。
あらかじめ砂糖とミルクを入れて提供するのがイノダスタイルでしたが、最近はブラック派も増えたため、必ずスタッフが「砂糖とミルクを先に入れてもよろしいですか」と聞くことになっています。
私はブラック派ですが、イノダコーヒを訪れる際は昔ながらのイノダスタイルでオーダーしてしまいます・・・ついつい。
食事メニューも豊富。
ハンバーグサンド、ビーフカツサンドといったサンドイッチが人気。
カフェタイムだけでなく、モーニングやランチタイムに利用するのもおすすめです。
ちなみに、コーヒーを「コーヒ」と呼ぶのは関西ならでは。
しかも、年配の方に多いとか。
