大阪中心に激安を売りにしているド派手なスーパー玉出。女性パート従業員が「過労死」し、労基法違反で書類送検された同社社長とは......
大阪のスーパー玉出(西成区)。現在大阪を中心に約50店舗を展開、年商450億円を超え、急成長している激安スーパーチェーンだ。スーパー玉出を知らない関東から引っ越してきた人は、まっ黄色で電飾がギラギラ光る看板の店を見ると「こんなド派手なスーパー、初めてみた」と一様に驚く。同社ではゴミを回収する自社のパッカー車まで、まっ黄色の「スーパー玉出カラー」。商品も激安で、セールのもやしを1円販売したりと、値段にシビアな大阪人もびっくりだ。
そんな激安スーパー玉出だが、勤務していた50代の女性パート従業員が2007年に勤務中にくも膜下出血で倒れ、死亡。淀川労働基準監督署が3日、これを超過勤務によるものとして前田託次社長(65)と同社を労基法違反で書類送検した。
「激安で庶民の味方」のイメージを落とした同社だが、「最近では前田社長がTVCMに自ら出演するなど、ユニークなキャラをアピールし知名度アップを図ろうとしていた。よくも悪くも前田社長のワンマン会社ですよ」(同社をよく知る関係者)。
一代でスーパー玉出を築き上げた前田社長とはどんな人物か。
「ダミ声の大きな声で話し、豪放でいかにもナニワの商人といった感じ。レース鳩が趣味で何十羽ものハトを飼っています。社長室には大会に出て獲得したトロフィーがいくつも飾られています。仕事中の社長の肩にハトのフンの痕があったりして笑えますが。子供思いで、娘が中学のソフトボール部で優勝したときのメダルなんかも飾っている。売り込みにやってきた若い営業マンには『飯食っとんか。飯食って帰れ、これ持って帰れ』と食事を出したり、自社の商品を山盛り持たせて帰らせる人情家でもあるようですわ」(同)
普段は店のカラーである黄色の上っ張りを着ているが、ミナミの夜の街でではキンキラの指輪を着けてド派手ないでたちで飲んでいる姿を見かける。
スーパー経営の前の経歴にはこんな話もある。
「毎日新聞にいた、と本人は言っています。毎日の印刷現場で活版の鉛文字を扱う職工だったようです。広告のチラシで文字の間違いがあると『こんなこと、わしが毎日に勤めてたころはありえへん間違いや!』と怒るそうです」
