京都に住んで十数年の坂本みきが京都の今を伝えます。観光ガイド本では知ることのできない〝リアル京都〟の紹介です!
(ライター・坂本みき)
第6回 清涼寺〝光源氏〟の別荘
京都屈指の観光地である嵐山。
本堂には三国伝来(インド、中国、日本)と伝えられる釈迦如来像が安置されています。
美しい竹林や名庭、そして数多くの神社仏閣が点在しています。
今回はその中から「五台山 清凉寺」を紹介しましょう。
清涼寺は「嵯峨釈迦堂」の名で親しまれています。
この地は、源氏物語の光源氏のモデルといわれている源融(みなもとのとおる)の別荘でした。
平安時代に、中国(宋)に渡った奈良・東大寺の僧が模刻し日本に持ち帰った釈迦如来像。
なんとその体内から、絹製の五臓六腑の模型が発見されたというから驚きです。
これは、中国において宋の時代から人間の体内の構造を知っていたという事。
解剖学的にも大変貴重なことなのです。
しかし、なぜ体内に五臓六腑の模型を入れたのでしょう?
この尊像は、生身の仏として崇敬を受けていたからではないでしょうか。
清凉寺の拝観の際には、決して見逃せない文化財!
